僕がこの地に店を構えて2ヶ月が経ったときのことでした。
お年を召された男性の方でした。僕の顔を見るなり微笑んで、僕の方にうれしそうに笑いながら近寄って来ました。
その方は、僕がこの地に移ってからのお客様ではありませんでした。かといって、前の店でのお客様でもありませんでした(前の店では今とは違ってかなりたくさんのお客様が来られておりました。そのため、僕は覚えていないのですが、お客様の方から、ありがたくも声をかけてくださることが多々ありました。本当に嬉しい事です)。
僕は覚えていないけど、この方は以前に僕の店をご利用された方かなと思い、僕は深く頭を下げました。
僕は頭を上げ、その方を迎えようとしたときでした。
その方は言葉にならない声を発しながら、僕の顔に手を伸ばし、僕の顔を両手で撫ではじめました。
僕は、恐怖におののきました。男に顔を撫でられるのは、生きてきてはじめてでした。ひょっとして、この方は ホモ ではないか?この方から見れば僕は ピチピチ のナイスバディなのか?ホモの基準に僕はひょっとして適ってしまっているのか?お年を召されても、人間の業とは深いものだななどと、いろいろ頭の中でめぐりました。
観念しかけたときでした。
「この人、いつもこうなんですよ。気にしないでください」と、その方の奥さんと思われる方が、笑いながら近づいて来ました。そしてその方と僕を引き離して、何もなかったように堂々と去っていかれました。
「この人、いつもこうなんですよ・・」
フレンドリーでアバンギャルドなご夫婦に、ナウくてヤングのロンは完全に打ちのめされました。
2008年04月07日
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だいぶ前娘が入院中、知らない男性が何のためらいもなく病室に入ってきてにこにこと近づいてきた時はびっくりしました。
その方の奥様が、やはりロンさんが書かれた様に謝って連れて行きました。
小児病棟は脳外科のすぐ隣でした。
本能で動いておられるようで、きっと本能がロンさんをダイジョウブと判断したんでしょう。
不思議な出来事でしたね。
かかまるさんの書かれたように、この方はご病気の方だったと思います。怖かったけれど、これも1つの考えさせられる経験でした。