2008年05月26日

責任の所在

仕事の昼休みに セルフサービス のうどん屋さんに行った時のことです。

僕は、トッピングにお金を回すぐらいなら、量で勝負! という思想の持ち主でございますので かけうどん大 を頼みました。

カウンターから自分で かけうどん大 をテーブルに運んで、大好きな 天かす を山盛り入れ(天かすは、入れ放題です)、七味の容器に手を伸ばしました。

七味の容器を勢いよく振り上げ、さかさまにして、うどんにぶち込みました・・・

一瞬の出来事でした。うどんに赤い山ができました。その山はだんだん崩れながら、僕のうどんは赤く色づいていきました。容器の中には七味は残っていませんでした。

その七味の容器には、あの 五円玉 のような 中ぶた がありませんでした。



1 何もなかったことにする
2 店員さんに言って、取り替えてもらう
3 「我々はー・・・」といって、国やメーカーに苦情をいう
4 辛いうどんを食べたことを、武勇伝 又は 笑い話にする


・・・僕はそのうどんをすすりながら 上記の4つの選択肢のどれを選択すようかなぁと思いながら、責任の所在 を考えました。

七味の容器に、中ぶた がなかったと言うのは、普通ではないことです。この普通ではないことを放置していたことに対しては、店が責任を持つべきだということもできます(別のお客様がいたずらで 中ぶた を外していたとしてもです)。

もし、僕がお店に対して苦情を言えば、恐らく取り替えてくれたでしょう。それで円満解決だったかもしれません。

でも、視点を変えてみれば、僕が食べられる限界の七味をかけてしまったことで、お店は七味を損したとも言えます。

・・・

最近のある判決を思い出しました。

ガチャポンを幼い子供が飲み込んで、障害が残り、親がそのメーカーを訴えてメーカーに賠償金の支払いを命ずる判決が出ました。

そんな判決を出してしまったら、もし子供が、 お金(硬貨)を飲み込んで、もし子供が道端の 石ころ を飲み込んで、子供が 窒息 又は食道破裂して後遺症が残った場合、どうなるのでしょう?国や地方公共団体が責任を取るのでしょうか?子供が買い物中に、店で万引きしてそのお菓子で窒息した場合は、店やメーカーに責任があるのでしょうか?

この件については、明らかに保護者である 親 の責任です。親が責任転嫁をしているのは明らかです。

いろいろなことを考えましたが、最近のマスコミ、世の中の流れを見ていて、一つ決定的な矛盾に突き当たりました。店側のお客様に対する過剰なサービスがあると言うことです。常識で考えても明らかにお客様の 責任 であるのに、店が自ら店の 責任 にしてしまうことです。お客様の責任で自分が不利益を被ったことに対しても、それが店の責任にしてしまうことを、店側のサービスの一環としているのでしょう。

売り上げを上げるために、クレームに対して最大限の対応をすることは大切だと思います。しかし明らかに自分のミスであるにもかかわらず、店側に責任があるかのように攻めよってくるお客様、それに対し 寛大に対応する店やメーカーがあることで、お客様が悪魔 であっても 神様 になってしまっていると思うのです。

もし、僕が 合鍵 を作って、それを子供が飲み込んで食道破裂したらどうなるでしょう?僕が責任を取らなくてはいけないのでしょうか?

少なくとも、子供の怪我、火傷、躾に関しては、親の責任だと思うのですがどうでしょうか?

すべてか一部かわかりませんが、常軌を逸した考え方が多くあるように思います。<モンスター何とか>と呼ばれる、常識のない人々、自己の利益ばかり追求する人々が多くなってきているのでしょうか?

・・・


いろいろ考えながら、地獄うどん を涙と鼻水を流しながら食べ終わりました。



結局僕は 4 を選択し、スタッフに 武勇伝 を誇らしげに話しました。

スタッフは

「アホとちゃうか?」

の一言でした。

僕はもう一度 涙 を流しました。
posted by ロン at 19:56| 瀋陽 | Comment(6) | TrackBack(0) | カギ屋の徒然日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

ミッチャンに行け!

僕の店にお越しになられるあるお客様のお話です。

お客様(Aさんとします)は、いろいろな経歴の持ち主の方です。その中で先日お話になられた面白い話があります。ギャグのようなお話ですが本当の話です。

Aさんは仕事上、よく警察署に出入りされていたそうです。

ある日、警察署に行かれた時のことでした。Aさんの知り合いの刑事さん(Bさん)とお話をされているときに、一人の男(Cさん)がBさんに近寄ってきました。Cさんは、刑務所から出てきたばかり(極道関係)でした。

Cさんは
「このたびはご迷惑をおかけしました。ただいま戻ってまいりました」
と礼儀正しく頭を下げ、挨拶をしました。
Cさんの世話をしたのがBさんでした。

Bさんは
「もう、戻ってきたらあかんで」といって、刑務所の中での話をいろいろとされていたようでした。

「ところで・・」とCさんが、不安そうな顔をしてBさんに言いました。

「わし、刑務所に入ってたこと、息子は知らんのです。刑務所に入ってたなんてゆうたらかっこ悪くて。外国に行ってたことにしたいんですが、どないしたらよろしいでっしゃろか?」と、どうしようもないことを相談しました。

「それやったら、外国のみやげもんのひとつでも買って帰らんとあかんなぁ」とBさんが親身になって答えました。

Cさんは
「外国のもん、売ってるようなところ有りまっか?」と不安そうにBさんに言いました。

Bさんは、すかさず
「それやったら ミッチャン に行かんかいな!」と答えました。


・・ミッチャン・・


神戸に在住の方で、ある一定の年齢以上の方なら、この話が 懐かしい と思ってくださると思います(ちなみに ミッチャン とは、三宮センター街にあった、輸入雑貨の店です)。


・・地元ネタになりましたが、もし ミッチャン をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント下さいませ(ミッチャンのオーナーはものすごく無愛想な方でした)。



地元ネタ・・もうひとつ・・


JR大阪駅の立ち食いそば屋 「潮屋」 で、なんともいえない色っぽいハスキーな声で

「そば いっぱあぁ〜い」

とマイクに向かって注文を通していた、あの おばちゃん はまだいらっしゃるのでしょうか?(地下鉄御堂筋線に行く下りエスカレーターの端にあった 「潮屋」 です)。

ご存知の方、情報をいただければ、幸いです。
posted by ロン at 21:27| 瀋陽 | Comment(2) | TrackBack(0) | カギ屋の徒然日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする